世界最高峰の倒壊建物救助技術を、本場カリフォルニアで習得する7日間
米国USAR発祥の地で開催される、倒壊建物災害対応の最上級研修プログラムです。従来の「Rescue Systems」から進化したSCS研修は、より実践的で専門性の高い内容へと改訂され、ショアリング、重量物リフト&ムーブ、ブリーチングなど倒壊建物救助に必須の技術に特化しています。
現役のUSAR・TASKFORCEチーム員である経験豊富な講師陣による指導で、大規模災害での実績に基づいた本格的な救助技術を学べます。日本語通訳が同行するため、言語の心配なく集中して技術習得に取り組めます。
全米28チーム中でもトレーニングレベルの高さに定評があるカリフォルニア州USAR・Task Force3の正規カリキュラムで、あなたの救助技術を次のステージへ押し上げませんか。
主催 | Industrial Emergency Council, California Task Force 3 |
研修コーディネイト | スペシャルレスキューサービスジャパン株式会社 |
開催場所 | アメリカ合衆国カリフォルニア州メンローパーク USAR Task Force3 トレーニングサイト |

日程
- 2026年3月1日(日)~3月7日(土)
- 帰国日: 3月8日(日)
- 期間: 現地7日間、計8日間
- 集合・解散
- 集合場所・日時: サンフランシスコ国際空港 到着ロビー、2026年3月1日(日)午前中
- 解散場所・日時: サンフランシスコ国際空港 出国ロビー、2026年3月7日(金)午前中
参加費用・定員
- 開催確定いたしました!最少催行員数を超えるお申込み頂いております:2025.9/22
- 定員: 最大20名
- 研修代金: 650,000円/1名
- 含まれるもの: 研修受講料、現地宿泊料、現地移動費用、通訳料、コーディネイト料、現地研修期間中の食費(3/2朝食~3/7朝食まで)
- 含まれないもの: 航空券代、到着日(3/1)の現地での食費
- 備考: 航空券の手配は、各自で行っていただきます。
研修行程
- 1日目: サンフランシスコ国際空港到着ロビーに集合(午前中)。宿泊ホテルへ移動後、市内観光または自由行動。
- 2日目(研修初日): 8:30~16:30(予定)
- 3日目(研修2日目): 8:30~16:30(予定)
- 4日目(研修3日目): 8:30~16:30(予定)
- 5日目(研修4日目): 8:30~16:30(予定)
- 6日目(研修5日目・最終): 8:30~16:30(予定)
- 7日目: サンフランシスコ国際空港出国ロビーで解散(午前中)。
- 8日目: 帰国
参加条件
- 18歳以上の健康な方
- 災害対応に職業的に携わる方
- 基本的なロープレスキューのスキルを持つこと
- 研修の全行程に参加できること
持ち物
- パスポート(要ESTA申請)
- ヘルメット
- グローブ
- 活動に適した服装
- ワークブーツ
- 雨具
- 筆記用具
- アイプロテクション
- 肘・膝パッド
- 防塵マスク
- 着替え
- 洗面用具
- その他必要と思われるもの


研修概要
本研修は、元々「Rescue Systems 1(RS)」と呼ばれていた都市型災害対応を目的とした救助トレーニングプログラムが改訂され、より倒壊建物災害に特化した内容へと進化し、名称も「Structural Collapse Specialist(SCS)」に変更されました。
従来のRS研修では、ロープレスキュー及びラダー(梯子)技術が内容に含まれていましたが、それらの項目を別のレスキュートレーニングで実施することとし、SCS研修ではより倒壊建物救助に必須となるショアリング、重量物のリフト&ムーブ、ブリーチング等が主の内容となります。
またRS研修では3段階のレベルに研修が分かれていました(RS1:オペレーションレベル、RS2:テクニシャンレベル、RS3:スペシャリストレベル)が、SCS研修ではいくつかの内容が統合され、2段階のレベルになっています。(SCS1:ベーシックレベル、SCS2:アドバンスレベル)。
本研修は、米国USAR発祥の地であるカリフォルニア州のUSAR救助チームの正規カリキュラムとして導入され、その有効性から米国以外の緊急機関も受講し、各国において高い評価を得ています。
本研修を担当する講師は、現役の消防職員兼、USAR・TASKFORCEチームの一員であり、大規模災害の活動実績はもちろんのこと、講師としての経験も豊富な講師が担当します。また担当講師は英語圏以外の指導経験も豊富で、通訳も同行しますので、本場米国において日本語での研修を体験できる貴重な機会となっています。
USARについて
USARとは、「Urban Search and Rescue」の略語であり、日本語では「都市型災害対応チーム」となります。
USARは、FEMA(連邦危機管理局)に属する消防組織で構成される災害対応チームであり、全米に28チーム存在します。構成する隊員は、認定された消防職員や特殊技能を持つ専門家で構成されています。
USARの活動は、州レベルや連邦レベルにおける災害対応全般を対象としており、「ニューヨーク貿易センタービル」、「オクラホマ爆弾テロ」、「ハリケーンカトリーナ」等においての活躍実績を持っています。また、全米のUSARチームの中で、カリフォルニア州USAR・Task Force3はトレーニングに力を入れており、そのトレーニングレベルの高さに定評があります。
研修主催団体「 Industrial Emergency Council (IEC)」 について
本研修を主催する「Industrial Emergency Council (IEC)」は、消防職を退官したスタッフで構成されたNGO団体です。消防職員やその他の緊急機関に所属する職業的救助者に対するトレーニングコーディネートを、主な活動内容としています。
また、当団体はUSARトレーニング以外に、ハザードマテリアル、化学系火災対応、航空機火災対応、ICS等の各種トレーニングコーディネートも行っています。全米の消防機関はもちろんのこと、軍関係者やNASAといった米国内における緊急活動に携わる組織や諸外国の緊急機関へもトレーニングコーディネートを提供しており、実績と信用を持った団体です。
弊社は、IECの正規日本窓口であり、パートナーシップ団体として、これまでに各種研修や国土交通省の米国緊急機関視察ツアー等のコーディネートを行っております。
研修内容
本研修は5日間の日程で、以下の主要項目を予定しています。
- 救助活動における管理と体制
- 建物倒壊のパターン
- 米国FEMA/USARマーキングシステム
- 関連資器材の取り扱いとメンテナンス
- エマージェンシーショアリング
- インテリア(Tポスト、ダブルT、2ポスト、ボックス)
- ドア・ウィンドウ(プレコンストラクテッド、コンストラクション)
- エクステリア(レイカー、ホライゾンタル)
- ヘビーウェイトリフティング&ムービング
- プライバー、ワイヤーウィンチ、チェーンブロック、ローラー、ギャントリー
- クリビング
- 基本的ブリーチング
- スレッジハンマー、コアドリル、コンクリートドリル
- 実践的想定訓練
- 総合評価
注:研修内容は日々更新されるため、若干の変更がある場合があります。あらかじめご了承ください。
お問い合わせ、申し込み方法
info@rescue3.jp へメールにてお問い合わせ・仮予約等、ご連絡くださいませ。